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December 27, 2005

東京タワー

リリーフランキー著の「東京タワー」読んだ。
泣いた。ずるい、まるで物語のようだ・・・?

物語としては、この手のものはこれまで沢山あったろうが、
この本に関しては、登場人物がワリと淡々と描かれているし(散々泣かされたが)、
親孝行を強要する話というより、オカン、オトン、ボクのそれぞれが
病室から眺める「東京タワー」もまた他者の人生の象徴であって、
これまでも色々な人生、色々な愛、といったかけがえのないものが
至る所で連綿と続いて来たし、これからも続いて行くであろう、
「みんな、そういうどこにでもあるが、かけがえのない気持ち、
ちょっと置き忘れてないか?」というのが著者の思いでなかったか?
今、ベストセラーになっていることに大きな意味があると思うが、リリーさんの思惑通りか?

中学生の頃、布団の中で「路傍の石」を読んで泣いたのを思い出した。
あれってどんな話だっけ?
ちきしょー、何でもすぐ忘れる。

さて・・・
形じゃない、気持ちだ。
が、気持ちだけじゃない、行動だ。

Posted by morio at December 27, 2005 11:53 PM