May 21, 2005
ある日の帰り道
ちらっと飲みたくなってしまったので、新宿西口の想い出横丁に久しぶりに寄ってみた。
何年ぶりだろうか？丁度真ん中辺りにとても美味しいのだが、マスターが口の悪い店がある。店の前まで行くと三人ほど並んでいた。しかしながら、オレが前を通ったタイミングで、マスターは待ってる人に「ほら、待つんならちゃんと順番が分かるようにしなきゃ駄目だろう」などと怒っているのだった。「おー、変わらんな」と思いながらも、当然オレは素通りし、踵を返して駅に近い方で少し空いている店に入ってみた。店員は中国人の若い女性だったが、彼女はせっかちのせっかち。動きも早いが、客を回転させたくてしょうがない様子がありあり。オーダーも向こうで決めてしまうような勢い。まだ残っているビールを手に取り確認する。急かされているようで客はすぐに席を立つ。オレもすぐ帰った。
京王線。電車に乗ると刺青だらけのガタイのよいアメリカ人風のあんちゃん。どんどん乗り込む客に押され、彼に触れるとにらまれた。が、オレもびくともしなかった。電車が発車すると、すぐ前に肩のうすーい、おねえさん。本を持ってお勉強中。ちらと覗き見ると「約束手形」とかなんとか経済用語。ピンクのマーカーでそこかしこに線が引いてあるのだが、ページの半分位がピンクであった。よく読みこまれているのか、背表紙の真ん中には爪跡が。その横にいる男性は東スポ。一面には「レッサーパンダ」という文字が踊り、熊の胴体に金髪の頭をつけたような合成写真がオカシイ。勉強中の彼女が調布で降りると今度は目の前に若い小さな女性。頭がとっても小さいなと眺めていた。彼女もオレと一緒に府中で降りたが、オレの視線を感じていたのだろうか、そそくさと逃げるようでもあった。
ここ二三日、パワーが少しずつ復活しているのを感じる。花粉のシーズンが終わりを告げているのか？
Posted by morio at May 21, 2005 12:17 AM